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チェロの試奏あれこれ [チェロ]

鈴木秀美さんのコンサートに行った日、また別の販売店を訪れてチェロを試奏させてもらいました。先に弓で弾かせてくれなかったお店と同じ会社の新宿にあるお店です。ここはとても対応が丁寧で、好感が持てる担当者でした。

まず、もともと気になっていたグリガというルーマニアのメーカーのガマという30万円台半ばのと、ドイツのクラウス・ヘフラーという30万円台後半のを比較させてもらったところ、高音の2つの弦の音は明らかに後者が良く、低音の2つの弦の音は明らかに前者が良かったです。どちらも価格のわりにはいまいちだなと思っていると、もうひとつ、Franco Ganzoli(ガンツォーリ?ガンゾーリ?)というドイツのやはり30万円台半ばのも持ってきてくださいました。これは4弦とも一番良い音がしました。銀座のお店で試したアントン・プレルと同等以上の勝負でした。それでもこれだけのお金を出すほどに、今の激安チェロとの差が決定的に大きいとは思わず、ちょっとがっかりしました。

実は、お店には悪いのですが、グリガはGliga Violins USAというアメリカのホームページから個人輸入できます。円高の今、ガマだと20万円ほどで入手できるので、そのことも頭にありました。このブログのネタにもなるし(笑)、かなりひかれていました。しかし、残念なことに音に特段の魅力を感じなかったのです。いちおう、ひとつ下のグレードのゲムスというのも弾かせてもらったのですが、音の傾向は同じで、より平板な音になりました。このお店ではすべてのチェロにスピロコアの弦がついていたので、高音側をヤーガーやラーセンに変えれば改善はすると思うのですが、試しようがありませんでした。いくら格安で入手できるとしても、個人輸入の手間やリスクをとる気にならず、このアイデアは置くことにしました。

今回はSteffen Kuhnlaの30万円近い弓で弾かせてもらったのですが、なぜだか、そんな金額の弓とはまったく感じませんでした。やはり相性もあるようです。


さて、これまでいろいろ調べた、初心者用チェロの流通の特徴について整理してみます。
1、20万円台くらいまでの安いクラスを作っているのは、中国、チェコ、ルーマニアなどが中心。40万円前後からはドイツもあるが、イタリアは100万円をあっさり超える。
2、量産品でも外観や音質などで個体差が排除できないため、実物を手にとって見た上で購入しないと不安。
3、楽器の特性上、各種調整などが欠かせないため、販売店などとの長いつきあいも必要。
4、各販売店は、ある価格帯にはこの商品、という具合にそれぞれ異なるラインナップを抱えており、同じ価格帯の異なるブランドのものを一度に比べるのはほぼ無理。
5、こうしたことから、どこかのお店を信用して、そこで示された選択肢から選ぶことが一般的になる。
6、このため商品の選択の幅はかなり狭く、価格の主導権はお店側にある。

今と同じ調子でたくさんお店を回っても、私が探す安ものクラスでは、五十歩百歩の品物ばかりに出会うように思いました。このため、今後はちょっと違うアプローチをしようと思い、少々しかけをすることにしました。
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