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コルボ指揮モーツァルト・レクイエムを堪能 [クラシック]

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おとといのことになりますが、行ってきました。
ラ・フォル・ジュルネは初めてだったっけ?
中庭にエスニック料理を中心にたくさんの屋台が出て、お祭り状態。
おいしそうだったけれど、食べると眠くなりそうなので、とりあえず我慢。
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トルコアイスだけいただきました。
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フリーのコンサートもやっていましたが、これだけの喧噪の中、アカペラは大変そうでした。

お目当てはコルボ指揮のモーツァルトレクイエム
コルボと言えばフォーレのレクイエムの旧盤のような、ひたすら静ひつな音楽だと思っていたのですが、このモツレクはとてもダイナミックで、オペラ的と言ってもおかしくない感じでした。合唱、オケともによく練習していて、ソリストもみなすばらしく、実演で聴ける最高レベルの演奏ではないかと思いました。
連休の至福のひとときでした。

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オーディオ的快感満載の「ミューザ川崎シンフォニーホール」 [クラシック]

音が良いと評判のミューザ川崎シンフォニーホールに初めて行きました。ユベール・スダーン指揮東京交響楽団にレイ・チェンのバイオリンでシベリウスのバイオリン協奏曲とブルックナー交響曲第4番でした。

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ワインヤード型なのですが、らせん状になっているフロアに客席が配置されています。つまり座席の足元のフロアが斜めなんです。さすがに椅子は水平を保っているようですが、これ、ものすごいコストがかかっているんじゃないだろうか。それに、らせん状になっていることは音響上の意味が果たしてあるのだろうか?謎です。
変わった形のため、あちこちに椅子の置けない、ある種無駄なスペースがあり、たっぷりした空間に見えるのですが、座席数は2000席弱にとどまります。ホールを取り巻く通路も不思議なアップダウンがあったり、狭かったりします。そのためか誘導係が通常よりも多いように思いました。作るのも金がかかったろうけど、運営も大変じゃなかろうかと心配になりました。

で、ホールに入って着席すると、音の良いホール独特の心地よさがあります。指揮者が入場して拍手になると、「あ、これはいい音だ」とすぐにわかりました。拍手のアタックと残響が両方ともに心地よく聴こえました。
そして、バイオリン協奏曲の最初のトレモロ、音がやせることなく、ピアニシモでもしっかり耳に届き、直接音と残響のブレンドがすばらしい!続くバイオリンソロも、つややかな音がしっかりと耳に届きました。フォルテになると音の粉が飛び散るさまが見えるようです。(おおげさ)
小さな音がやせず、大きい音がうるさくならず、それぞれがとてもクリアに聴こえるのにしっかりブレンドされた響きも楽しめるという、驚くような高次元の音響が達成されていました。生演奏でこれほど良い音を聴いたのは初めてかもしれません。むしろ、最良のワンポイント録音のバランスを崩さないように補助マイクが使われた名録音のような、オーディオ的快感あふれる音だと思いました。
バイオリン協奏曲を堪能し、アンコールでパガニーニのカプリースから1曲。レイ・チェンはすばらしい演奏を聴かせてくれ、パガニーニも含め、音響的には最高に良いという印象のまま、前半が終わりました。

後半のブルックナーは、CDを聴く限りはあまり好きな曲ではないのですが、生で聴くとさまざまなパッセージの意味やら作曲家が狙った音の変化やらがクリアにわかり、けっこう面白かったです。ブルックナーのフルオケによるフォルテシシシモの音響にひたるのも、大きな快感でした。ただし、特にペットやボーンのフォルテが終わった後の響きの消え方は、少し人工的な響きが感じられて、唯一好きでない音がしました。技巧を尽くして作られた現代のホールだと感じさせられた瞬間でした。
私は2階席で聴いたのですが、1階よりは2階ないし3階のほうが響きが良いように思いました。また、ステージ後ろのパイプオルガンの前だとどんな音がするのかも聴いてみたいと思いました。2階以上だとステージを見下ろしているので、水平となる1階よりは音がまっすぐに飛んで来る上、上からの残響も来ます。また、ステージとの直線距離は意外と短いのも、効いている気がしました。

それにしても、箱が良く、曲目も演奏も良く、値段もS席で6000円までなのに、空席が目に付いたのは解せませんでした。ウィーン・フィルやベルリン・フィルのコンサートもあるとのこと、良い音のホールには、にぎわって欲しいものです。また来たいですが、墨田トリフォニーとかみなとみらいとかに行くほうが先かな。
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ピアノ四重奏コンサート@ムジカーザ(代々木上原) [クラシック]

チェロの先生が参加するピアノ四重奏団、スピーガ・カルテットの演奏会を聴きに行きました。会場は代々木上原のムジカーザ。

http://www.musicasa.co.jp/index_02.html

結成後初のコンサートとのことで、先生もほかのメンバーもやや緊張した様子で始まり、シューマンのピアノ四重奏曲、マーラーのピアノ四重奏曲断章、ブラームスのピアノ四重奏曲第1番を演奏されました。シューマンはオケ曲でもオーケストレーションが平板であまり好きでないのですが、この曲もそんな感じでした。特にチェロとピアノをユニゾンにしていることが多く、せっかくの先生のチェロの音をあまり楽しめませんでした。しかしマーラーは、若書きの未完成品ながら、マーラーらしいメロディやら展開やらがそこここにあり、とても面白く聴くことができました。ブラームスは、かなり難しい曲だと思いましたが、特に後半の2つの楽章は、練習がよくできておられたのかあったまって本格的にエンジンがかかったのか、アンサンブルががちがちとかみ合い、室内楽の醍醐味を感じさせてもらえました。先生、お疲れ様でした。

実はこのムジカーザというホールにもとても興味がありました。事前にホームページで見たところ稼働率が高く都内屈指の人気ぶりだそうです。音響設計はサントリーホールや紀尾井ホールなどあまたの名ホールを手がけた会社で、残響時間も記載されています。演奏会の音楽監督である飛鷹佑依さんがあいさつでおっしゃったところでは、全国のコンサートホール・ランキングで2、3番に入っているとのこと。
演奏者と同じフロアに客席の半分以上、2ヶ所の中2階と2階に若干の座席をそれぞれ並べて、客席数は100ほどの小さなホールでした。床は木ですが、壁はコンクリートの打ちっぱなし。天井はコンパネ風の穴の開いた天井材に見えました。ホール奥側の壁面には音響調整用木材が配置され、スタジオ風の場所でした。
音は、演奏者との距離がとても近いこともあると思うのですが、楽器の素の音がそのまま耳まで飛んでくる感じで、余計な付帯音を感じることがありませんでした。先生のチェロは音楽教室で聴いていたのと同種の音がそのまま聴こえてきました。特にピアノの音がクリアでクリーン、きれいでパワフルに聴こえ、相性が良いように思いました。逆にバイオリンの音はちょっととんがって聴こえやすい感じで、必ずしも心地よくありません。また弦楽合奏も溶け合うというよりはそれぞれの音がしっかり分離して聴こえるので、良し悪しかと思いました。
コンサート前半でアンサンブルの精度がちょっと乱れたあたりなどは何やってんだか、ってな感じに聴こえ、ごまかしがない分しんどかったのですが、終盤の絶好調の演奏では、丁々発止と切り結ぶ感じが良く出て、カルテットとしては稀なほどの痛快さでした。つまり演奏の良し悪しもとてもストレートに伝える、ある種大胆、奏者にとっては空恐ろしくもあるホールと言えましょう。

このホール、魅力的なプログラムが今後も用意されているようなので、行ってみたいと思うのですが、人気のためか、客席数が少ないためか、チケットは安くはありませんでした。うーむ。
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豪快!神尾真由子コンサート [クラシック]

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神尾真由子さんのコンサートに行ってきました。いやいや、素晴らしい演奏でした。神尾さん、いつもパリンと張り詰めた表情のジャケット写真ですが、演奏も大変な集中力を感じさせてくれました。

曲目はラフマニノフなどロシアもので、もとは別の楽器向けだった局を作曲者本人らがバイオリン向けにしたもの。ヴォカリーズ以外は初めて聴く曲ばかりでした。

冒頭のヴォカリーズは少々慣らし運転風でしたが、その後はぐんぐんずいずいばりばり弾いて、本当に引き込まれてしまいました。
神尾さんの特長はパワフルでテンションの高い音と言えると思います。同じ若手日本人女子バイオリニストで生演奏を聴いた庄司紗矢香さんは、弱音のコントロールにとても感心したのですが、それと比べると、神尾さんはフォルテが良いです。曲の山場に差しかかると、「いくときゃいくんで、ドリャーッ」てな感じです。もちろんそんな下品な言葉は使わないと確信しますが、そんな感じで胸がすくようなパワフルな音が鳴り響きます。きょうの会場はとてもデッドで、前述ヴォカリーズではややしんみりする気がしたのですが、その後は、デッドだろうとライヴだろうとかまわず、会場全体に音が充満していました。
穏やかな客層でブラボーこそ少なかったものの、みんな「きょうはええもん聴かせてもろた」って感じで拍手は鳴り止まず、アンコールも「熊蜂は飛ぶ」など3曲も。

CD買ってサインしてもらいました。

実は先日、パールマンのコンサートにも行ったのですが、功成り名遂げた大家よりは、伸び盛りの挑戦者のほうが聴いていて面白かったです。
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フルートの柔らかな響きがすばらしいモーツァルト・フルート・クァルテット [クラシック]

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発売前にも書いた菅きよみさんのフルートに鈴木秀美さんらが伴奏するモーツァルトのフルート・クァルテットのCDです。
当たり前ですけど、フルートのすばらしい音色を楽しむ1枚と言えます。モーツァルトの時代と同じという木管のフルートはとても素朴な音に癒されるとともに、今のフルートからはあまり感じない陰影などもたっぷりとあり、ボーっと聴いてしまいます。もちろん伴奏もすばらしいの一言に尽きます。とても贅沢な気持ちになり、これ以上の編成の音楽なんか必要ないじゃない、と思わされます。
録音は驚くほどの残響の美しさ、といったものは備えませんが、とてもすなおに楽器の良さをとらえてすばらしいです。万人にお勧めできるCDです。
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モーツァルト・フルート四重奏曲のCD たぶん、素晴らしい演奏です [クラシック]

フルートの菅きよみさん、チェロの鈴木秀美さんらによるモーツァルトのフルート四重奏曲集のCDが今月30日に発売されます。
http://www.amazon.co.jp/gp/product/B00BTWEAFY/ref=oh_details_o00_s00_i00?ie=UTF8&psc=1

おととし9月の、同じメンバーによる演奏会は絶品で、このブログにも書きました。そのときに、鈴木さんが録音を済ませているので、半年後の春までには発売したいと紹介しておられ、心待ちにしていたCDです。なぜ予定よりも1年も発売が遅れたのかはわかりませんが、さっそく予約しました。
私が確認した時点では、1枚だけ買うならアマゾンの方がHMVよりも安かったです。
録音会場の稲城市iプラザというホールは、これまで知りませんでした。この曲を録音するのに選ばれたのだから、音が悪いはずはないと思うので、その点も楽しみではあります。
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ドゥダメル 元気で楽しいマーラー交響曲第9番 [クラシック]

ラテンの明るさと新興国のバイタリティを感じさせるドゥダメルの、マーラー交響曲第9番を聴きました。オケはロサンゼルス・フィルです。
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第9番はマーラーの最高傑作にして大変な難曲ですが、それだけに名演も数多くあります。ワルター、クレンペラー、バルビローリ、バーンスタイン、カラヤンなどなど。ドゥダメルの演奏は、それらとかなり異なる部分があり、この曲の好きな人は聴くべきと思います。

一聴して感じたのは、第2・第3楽章がとてつもなく面白いことです。この曲は第1楽章と第4楽章はめちゃくちゃにすばらしい出来だと思いますが、2、3は聴き流してしまうことがほとんどです。これら中間のふたつの楽章は、前後の楽章と比べると旋律の魅力に乏しく、感情移入もしにくいパーツが多いためです。しかしこの演奏では、次々に出てくるソロの調べがいちいち面白く聴こえてきて、一向に飽きません。これは明らかに指揮者の意図によっています。
逆に言うと、ほかにも良い演奏の多い両端楽章の魅力は、それほど際立っているとは言いがたいとも思います。それでも、1楽章半ばの、ホルンとフルートのソロが絡むのを低弦が薄気味悪く支えるあたりは秀逸です。また、4楽章の、バイオリンとチェロが交互に旋律を奏でる部分、ほかの演奏ではお互いに邪魔しないように交代するところで音量をしぼるのが普通ですが、この演奏ではそれぞれがフォルテを維持して自己主張し、それがちゃんと良いバランスを確保して聴こえてくるあたりなどは、際立った解釈で楽しませてくれます。

ひとつひとつのパッセージがとても前向きな気持ちで演奏されている感じを強く受け、さすがに明るいとまでは言いませんが、元気で楽しい演奏になっています。この曲でそんなこと、おかしいだろう、というツッコミが、普通は正しいはずなのですが、おかしいどころか、すばらしい演奏だと思います。指揮者の個性なのか、オケのせいなのか。おそらくは前者の比重が大きいのかなと想像します。レコード芸術の選者のふたりの評論家は、いずれも準特選の評価で、ドゥダメルが若さにまかせて振った演奏で、良い点もあるが、まだまだ、みたいなコメントが見られました。まったく的外れで、指揮者の斬新なセンスやスピードに付いていけていない証しと感じます。

録音がまた独特です。オケのスケール感はすばらしいものがあり、絶品と言えるほどの美しさとは言えませんが、響きも豊かできれいな方です。際立っているのは、ソロがものすごくはっきりと聴こえることで、演奏効果を高めるのに大きく貢献しています。かなりオン気味に聴こえる場合もあるので、マルチマイクだとは思うのですが、自然な音場がしっかり維持されています。ライブ収録されたウォルト・ディズニー・コンサートホールは、サントリーホールを作った日本の会社が作ったワインヤード型で、優れた音響で知られるそうです。確かにすっきりした響きでコテコテとは程遠い響き具合はワインヤード型ならではという気がします。
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ヘレヴェッへのバッハ・カンタータは飛び切りの素晴らしい演奏・録音です [クラシック]

ヘレヴェッへの「バッハ 1723年ライプツィヒ着任初年度のカンタータ集」を買いました。収録されているのは第25、46、105、138番です。
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相変わらずきりっとした中にも暖かみがある、ヘレヴェッへならではの演奏です。それに加えて今回は、録音も飛び切り素晴らしいと思います。もちろんこれまでだって良かったのですが、今回は特に、という意味です。
音の立ち上がり、響き、切れ、エネルギー感、低音から高音までバランスの良く整った感じ、本当に素晴らしいの一言で、CDのフォーマットを限界まで使い切っている気がします。ハイレゾならこれよりももっと良いのかもしれませんが、サラウンドでないなら、わざわざ買い増そうと思わないかもしれない、それほど良くできたCDです。
ベルリンのイエス・キリスト教会での録音とのことです。フィルハーモニーホールができる前はベルリン・フィルの録音の最大拠点だったと思います。ちょっとクールな感じもするけれど、とにかく響きが透明で美しく、よけいな音を聴かされることのない会場だと思います。
こういう名演奏・高音質を聴いてしまうと、ほかのカンタータのディスクはなくても良いかも、と一瞬思ったり、いやいやヘレヴェッヘで全曲聴かなくては、と思ったりします。
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N響は放送に限る? ジンマンのマーラー交響曲第7番は佳演でした [クラシック]

以前、「良くわからんへんてこな曲・演奏」だったと書いたジンマン・N響のマーラー交響曲第7番が放送されたのを視聴しました。簡単に言うと、実演よりも良い演奏に聴こえました。

5.1chサラウンド再生で聴くと、とても美しい音の連続で、各楽器のバランスも良いです。それに加えて、実演で聴いた印象以上に緊張感に富んだアンサンブルが聴こえてきました。この辺りはポスプロ段階でお化粧できるものでもないと思うので、ステージ上では、かなり素晴らしい演奏が展開されていた、ということなのでしょう。ただし、それは客席まで届いていなかった、ってわけでしょうか。うーむ。

家での再生では、7番の解釈に苦しむ間もなく、楽しく聴き終えることができました。この曲、かなり好きになってきました。
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エヴァ・マリアさんの「ワルキューレ」は日曜早朝の放送です [クラシック]

去年11月に聴いてすばらしかったワーグナーワルキューレ」第1幕が、27日(日)午前6時からBSで放送されます。私が聴いたよりも1日前の演奏ですが、録画して聴く価値は大いにあると思いますよ。

改めて思い返しても、ジークリンデ役のエヴァ・マリア・ウェストブレークさんの歌が本当にすばらしかったと思います。N響の、でも、デ・ワールトの、でもなく、エヴァ・マリアさんの「ワルキューレ」でした。
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ジンマン・N響のマーラー交響曲第7番 [クラシック]

先週末、ジンマン指揮N響のマーラー交響曲第7番をNHKホールで聴きました。ジンマンの録音は好きなので、期待して行きましたが、複雑な印象の演奏会でした。

ネット上であちこちのブログに書かれているように、金管が大事なソロを次々と外した点は興ざめでした。でも、個々のシーンを思い返すと、金管だっておおむね良い音でがんばっていたし、木管はとても良く、弦セクションも打楽器もきっちり演奏していたように思います。ジンマンが時折第一ヴァイオリンの方を向いて、たっぷり歌ってね、みたいな指示を与えているのが見え、マロさんはじめよく応えていたと思います。
この曲の実演は初めて聴きましたが、けっこう聴きどころの多い面白い曲だと思いました。管によるリズムの刻み方やつなぎつなぎメロディを作っていく感じなど、さまざまな実験が行われ、成功していると思いました。
にもかかわらず、聴き終わった感想は、何だか良くわからんへんてこな曲・演奏だったなあ、てなもんでした。特に終楽章はどんちゃかどんちゃか激しい部分が続くのですが、それがいっこうに心地よくなく、終わった直後には多くの団員が肩で息をしていた気がしました。

それまでの暗めの曲調から一変するこの終楽章は、違和感の大きさから「闘争から勝利へという交響曲の歴史が終わったことをパロディ化したもの」なんていう解釈もあるそうです。マーラー自身がこれについて何か言ったことがあるかどうか知らないのですが、また、マーラーならそういうことをやりかねないとも思うのですが、聴く方がそんな難しいことを考えなくても良いのでは、と思います。確かに意味づけを理解しようと思うととても難解ですが、そんなこと言ったら、村上春樹さんの小説なんて、ねじまき鳥だって、1Q84だって、合理的な意味づけなんてできないというか、できないようにたくらまれていると思います。でも、面白い。それが大切なことでしょう。
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で、何がいけなかったのだろうと考えながら、同じジンマンがチューリヒ・トーンハレ管を振ったSACDを聴いていると、最大の違いはホールの音響ではないかなあと思います。禁じ手の結論でしょうか。でも、マーラーの演奏で音響は極めて重要だと思います。弦も頑張っていたと書きましたが、藤森さんはじめチェロの音はほとんど埋もれて聴き取れないくらいでした。あれでは演奏するほうもつらいと思います。
ジンマンのSACDはマルチチャンネルで収録されており、これを聴いていると実演よりもはるかに心地よい音がし、終楽章の解釈なんぞ考えなくても浸りきることができます。しかし、高い金払って実演に行く意味が半減してしまいますな。N響、次はサントリーホールで聴こうかな。
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ブルックナー第8番はチェロが大活躍! [クラシック]

ワーグナーに続いて、デ・ワールトとN響のブルックナー交響曲第8番を聴いてきました。今回は、値段の割には音が良いらしいNHKホール3階下手席でした。まあまあ良い演奏だったようにも思いますが、ワーグナーほどではなかったかな。聴いた直後はなかなか良かった、と思っていましたが、自宅に戻ってヴァントやらチェリビダッケやらの録音を聴き直すと、ずっと曲の構成がしっかりして聴こえました。

ブルックナーというのは不思議な作曲家だと思います。ブルックナーが大好きという友人などは、この8番と、7番などを大傑作だと言いますが、私は5番と9番が好きで、7、8は何だか深刻ぶって冗長な気がするときがあります。人気曲と言われる4番も全然面白いと思いません。
N響の演奏はどこが悪かったということもないのですが、全体として印象が薄いものでした。たぶん、良くも悪くも曲に負うところが大きかったのではないかと私としては思います。
そんな中、良かったのは、第3楽章でした。ブルックナーと言えばアダージョ楽章とも言われるそうですが、曲としてのまとまりも美しさも素晴らしいものがありました。特にチェロパートがホルンなどと並んで非常に重要な役割を担うのですが、非常に良い仕事をしていると、また感じました。今回は藤森さんでなくて木越さんがトップでした。N響の中でもチェロパートは図抜けて素晴らしいと思います。あんな風に弾けたらなあ。(無理)
NHKホールの3階下手席はそんなに悪い音ではなく、値段なりと思いました。でもこのホール、残響が足りず、高弦の美しさが乏しく、強奏はダマになりやすく、楽器間の溶け合いが悪く、演奏の良さを生かせないのは本当に残念です。なのに、1月のチケットも入手してしまいました。何せ、ジンマンがマーラー7番を振るのですから。
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ブラボー、N響。ブラボー、ジークリンデのエヴァ・マリアさん。 [クラシック]

ゲージツの秋、N響定演を聴いてきました。指揮はエド・デ・ワールト、はじめに演奏された武満徹の「遠い呼び声の彼方へ!」と「ノスタルジア」という2曲は、まあ面白いといったところでした。

後半はお目当てのワーグナー「ワルキューレ第一幕」の演奏会形式上演でした。とても素晴らしかったのはジークリンデ役のソプラノ、エヴァ・マリア・ウェストブレーク。バイロイトやメトでもジークリンデを歌っているとのことですが、声が美しく発音も明瞭、そしてパワフル。N響のフルオケのフォルテに乗って美声がNHKホールに響き渡りました。実は、ワーグナーの女声を生身の人間が歌うのは不可能ではないかと常々疑っていたのですが、この人をみて可能であるとわかりました。
デ・ワールト指揮のN響も負けず劣らず、素晴らしく緻密で迫力のある演奏。まるでドイツのオケのようで、ワーグナー独特のうねり感をしっかり出していました。藤森さんのソロをはじめ、チェロパートが素晴らしく良い仕事をしているように思いました。
それと、フンディング役のエリック・ハルフヴァルソンも実に渋い美声のうえ、音程が極めてしっかりしていて本当に良かったです。惜しむらくはジークムント役のフランク・ファン・アーケンが風邪でもひいているのか、聞き苦しく、声量も足りなかったことでした。この弱点がなければ、大変な名演になっただろうにと思いますが、でもかなり堪能させてもらいました。何せワーグナーをこの水準と料金で楽しむチャンスはなかなかありませんからね。ほかの客の多くも同じ思いだったと思います。ブラボーの嵐で、かなり長く拍手が続きました。1月にBSで放送予定とのことなので、必ず録画しようと思います。
NHKホールは初めて行きました。音が悪いと定評があるので、ネットで色々調べたところ、直接音がよく聴こえる前列が良いなどとありました。声がしっかり届くところが良いと思い、前から2列目の上手寄りに座りました。(でもジークリンデの声なら3階までもちゃんと届いていたんではないかなあ)デッドで楽音を美しくくるんではくれないので、オケは大変だろうと思います。こき下ろさなくてはならないほどにひどい響きではないものの、この水準の演奏なら、もう少しマシな箱でやらせて上げたい気はしました。

久々の実演、とても堪能しました。この冬はほかのコンサートにも、行きたいものですな。
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ショルティのワーグナー、アバドのヴェルディ [クラシック]

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ショルティの金字塔、「指環」を含むワーグナー主要作品の36CDが発売されました。「限定ボックス用に新たにリマスターされた音源が使用されています」という但し書きがありました。かなりすっきりした、現代録音に近い音調に振った感じがしますが、魅力的な音がしています。同時期にブルーレイディスクセットも発売されているので、それと共通のリマスター音源ではないかと思います。ハイレゾには興味があるのですが、ブルーレイは少なくとも私の環境では使い勝手が悪いため、魅力を感じませんでした。値段もブルーレイは指環だけで20000円ほどするのに対し、36CDの方は7000円を下回るセール価格でした。デッカさん、ありがとう。
もっとも、DGのワーグナーオペラ全集43CDは6000円台まで下がっています。クライバーの「トリスタン」まで含んでいるにも関わらず、です。本当に旧録音は安くなりました。

もうひとつ、アバドの振ったヴェルディの作品集14CDも入手しました。最近BSで放送されたメトのヴェルディ「ドン・カルロ」を観て、とても素晴らしい作品と知り、ドン・カルロなどまだ持っていなかったヴェルディのCDが欲しくなったためです。ちょっと聴いた感じでは、ドン・カルロ、シモン・ボッカネグラ、仮面舞踏会など、けっこう素晴らしい音楽だと思います。こちらもショルティほどではありませんが、6000円弱と安かったです。

ついでにホグウッドのモーツァルト交響曲全集も入手する典型的な大人買いをしてしまいました。
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ショルティが大変なことになってますね [クラシック]

久々にHMVをのぞいたら、ショルティの一大セールがはじまっていました。指環のリマスターを24bit96kHzで行い、ブルーレイにしたものなどのセットが約20000円で、こちらはけっこう高値の商品です。しかしそのほかは、その指環を含むワーグナー36CDが8000円あまりと激安です。「限定ボックス用に新たにリマスター」と記されていますので、前述のと同じリマスター盤ではないかと想像します。ほかにもヴェルディとかモーツアルトとかの激安セットものが出ています。

ショルティの演奏はマーラーと指環は今でも人気があるようですが、そのほかは今ひとつのような気がします。こうやってバルクで売らないと儲けられなくなったのでしょうか。
個人的には、ブルーレイの24bit96kHzの指環に興味がありますが、ちょっと高いのと、ブルーレイよりはCDの方が高音質な再生をしやすい気がしています。そう考えると、ワーグナー36CDの方にひかれます。買うかどうかはもう少し考えたいと思います。
実は先日、フルトヴェングラーの指環が2000円台と安かったので購入したのですが、モノラルで聴く気がせずにいます。ヤノフスキやベームやカラヤンのも持ってるのに、指環ばかり増えてもなあ。
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ヘレヴェッへのバッハ27CD [クラシック]

ヘレヴェッへがハルモニアムンディに録音したカンタータなどバッハの全演奏集が27枚組のCDとして発売されたので、2月頃、当時49.99ポンドと最も安かったイギリスのHMVに予約を入れました。しかし品切れ状態が続き、結局、入荷しないのでキャンセルにします、というメールが送られてきました。今見ると、同じイギリスのHMVでは76ポンドに値上がりしていますが、相変わらず品切れです。
一方、日本のアマゾンは以前は確か13000円以上となっていましたが、数日前に見たら6700円あまりに下がっていたので、こちらで改めて予約を入れました。しかし「一時的に在庫切れ、入荷時期は未定」と表示されています。在庫があったことはあるのだろうか?
ヘレヴェッへの近作は(自ら立ち上げた?)PHIというレーベルで発売されています。ハルモニアムンディとの間で契約を巡るトラブルでもあるのかしら、などと思ってしまいます。
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ディースカウさん、死去 [クラシック]

スーパーワイドレパートリーの超人的バリトン、ディースカウが亡くなられたそうです。声楽を好むひとりとして哀悼の意を捧げます。

私が声楽を聴き始めた頃はディースカウとプライがドイツの二大巨頭と言われ、私はベーム・ウイーン歌劇場の来日公演でフィガロを歌ったプライの甘い声のほうが好きでした。しかしプライは音程やリズムがややラフなときがあり、(その緩い感じも魅力と言えば魅力だったのですが)ディースカウの方が一枚上手という評価だったと思います。
ディースカウの声はあまり面白みがなく、少々くせもあって、最初はあまり好きではありませんでした。しかしグラモフォンに録音したシューベルト歌曲大全集を聴いていると、そんな好みなど小さい問題で、表現者として素晴らしく高いものを達成している歌手だとわかりました。
実はけさ、その大全集の最初の方の曲を聴いていたのです。そしたら昼頃に訃報を知りました。今は「冬の旅」を聴いています。Amarra HiFiはすばらしいこくのある音で聴かせてくれるのですが、やっぱり音が途切れるんだよなあ。ふう。
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ベートーヴェン弦楽四重奏曲全集 [クラシック]

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ベートーヴェンの弦楽四重奏曲、特に後期のものは傑作だらけで、交響曲よりもこっちのほうがベートーヴェンにはあっているのではないかと思います。特に16番は絶品です。ブラスバンドからスタートした音楽経験からすると、弦楽四重奏というのは最も遠いジャンルでしたが、聴くようになってみて、凄まじく面白いものと知りました。
いろいろ物色して、2セットの全集を入手しました。ひとつはクリーヴランド四重奏団。これはテラークラしいとても柔らかな肌合いの録音が特徴ですが、演奏も良いです。もうひとつはズスケ四重奏団。こちらはHMVのレビューを書き込んだ20人全員から五つ星をもらっていること、録音会場が音響の良さで知られるルカ教会であることから買ってみました。

少しずつ聴いている印象では、ズスケのほうが正統的なかちっとしたベートーヴェン演奏だと思います。クリーヴランドはちょっと草書体風な自由な雰囲気があります。チェロの中低音の生々しさが独特です。どちらも録音はまずまず良いと思います。
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とろける快楽 ポッジャーのバイオリン・デュオ、コンセルトヘボウでのパルジファル [クラシック]

最近入手した2つのSACDは、どちらもマルチ・チャンネルによる、めちゃめちゃ素晴らしい音を味わわせてくれました。いずれも大推薦です。
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レイチェル・ポッジャーらによるモーツァルトとM.ハイドンのヴァイオリンとヴィオラによる二重奏曲集は、このふたつの楽器の美音が部屋中に充満して、陶然たる世界を味わうことができます。このうちのモーツァルトの曲については、モーツァルト大全集にも収録されている演奏も聴き比べてみましたが、演奏の切れの良さ、録音の素晴らしさのおかげで、別の曲にさえ思えます。これらの楽器が好きな人には必携の、至福の1枚と太鼓判を押します。先日はチェロとコントラバスによるハイレゾ音源を紹介しましたが、要するに私はこの4種類の弦楽器は全部好きです。

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もうひとつはズヴェーデン指揮、ワーグナー・パルジファルです。オペラでも楽劇でもない、舞台神聖祝典劇と呼ばれるだけあって、宗教曲のような音楽です。私が最初に買ったオペラの全曲盤がこの曲でした。カラヤンBPOによるその録音と比べると、ライヴというハンデもあって、一部の歌手の音程やリズムがよくずれるのは大きく劣る点です。オケの演奏も、あちらがカラヤン美学の結晶、畢生の名演というべき繊細美麗な表現だったのと比べると、かなり詰めが甘い感じがします。
でもね、ライヴの良さ、オケと合唱が本当に生き生きとして楽しそうなのは、帝王カラヤンには望むべくもない美質です。さらに素晴らしいのは、やはりアムステルダムはコンセルトヘボウのまったりくっきりした音響でしょう。場面転換の音楽など、合唱が本当に気合いが入ってどんどんフォルテになっていくところとか、涙が出そうにすばらしいです。SACDマルチの最高の録音のひとつに数えていいのではないかと思います。フォークトのタイトルロールは、ちょっと違和感を感じるところもあるけれど、まあまあ良いです。歌手の立ち位置がかなりセンターから外れて聞こえるときがあり、ヘッドホンで聴くと変になるのは、欠点ですが、まあ、ご愛嬌です。もうひとつ、欠点をあげると、ジャケットです。おじさんのこんなアップ写真、別に見たくないです。LPからCDパッケージにかわって、ジャケットの訴求力は落ちたかもしれないけど、再発でもないのだから、何ぼなんでも、も少し知恵使ってくださいな。
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カルボナーレの循環呼吸によるクラリネット演奏に唖然呆然 [クラシック]

アレッサンドロ・カルボナーレのクラリネット・コンサートに行ってきました。

音は絶妙に良いし、指は完璧に回るし、すばらしいのは当然として、最初の山場は2曲目のパスクッリ作曲「蜂」。循環呼吸の実演をクラリネットでは初めて体験しました。息を吸いながら吹き続け、7分もの間、ブレスによる中断なしに音を出し続けていました。これには心底びっくり。ときおりほっぺたを大きく膨らませたりしていましたが、いったいどうなっているのやら?本人のインタビュー記事によるとコップにストローをさし、ぶくぶくさせながら息を吸う練習を2年間すれば「完璧にマスターできる」そうです。。。

もうひとつ、とても良かったのはアンコールで演奏してくれたブラームスのクラリネット五重奏曲のメロディを即興ジャズ風にアレンジした曲(ピエロカルロ・サルヴィア作「ブラームシレイラ」)でした。客席の通路まで降りてきて、私の顔から1mのところまで来て吹いてくれたりしました。すぐ近くで聴くと、一段と良い音でした。

ほかにも遊び心いっぱいの演奏とか、信じられないほどの高音の強い音とか、すごいすごいの連発で、ときどき、カルボナーレの持っている棒がクラリネット以外の何ものかに見えました。
CDは買わずにかえってきたのですが、よく見たら新譜にブラームスのが入っているではありませんか。やっぱ買っておけば良かった。

でも、CDでは絶対に味わうことのできない一期一会の妙技を堪能させてもらったコンサートでした。
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バッハのカンタータはヘレヴェッヘで決まり [クラシック]

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バッハのカンタータは、リリングの全集を1年ほど前に入手しました。あまりに膨大なため、聴ききれていないのですが、ちょっと違うのも聴きたくなって、ヘレヴェッへの3枚組の廉価盤を買ってみました。そしたら、これが良いんです、とても。

ヘレヴェッへの録音はジル、カンプラ、モーツァルトレクイエムフォーレのレクイエムの新盤と旧盤、バッハのマタイとロ短調ミサ、それにマーラー「大地の歌」室内合奏版という変わり種も持っていて、どれもとても良いと思います。
とても優しげでしっとりとした心地良い響き、神経に障るようないやな音が決してしない、よく歌う、フレージングが自然、とても多彩な音色を楽しませてくれる、合唱、独唱ともテンポ、リズム、音程がとてもしっかりしている、独創性にあふれている、録音も大変に良い、などがすべてに共通する美点で、私の中ではヘレヴェッへと言えば最高レベルのブランドとなっています。

バッハのカンタータは、リリングの全集のほかにも、コープマン、ガーディナーなどを少し持っていますが、リリングのは時々少々荒っぽい演奏があるし、録音がそれほど良くないのもあります。コープマンはとても美しいけれどちょっとクールで時々おどかされる気がし、ガーディナーはかなり良いけれど、ヘレヴェッへほどには親しみを感じません。

というわけで、ヘレヴェッへが私としては一押しです。どうしようか迷っていたマーラーの交響曲第4番も注文してしまいました。
ところで、先に書いたヤノフスキの「指環」は、発売が今月14日から28日に急に延期されてしまいました。注文が多すぎて生産が追いつかなくなったかな?
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続 ドレスデン、ルカ教会での「指環」 [クラシック]

今、見たら、ヤノフスキの「指環」はHMVでは再び売り切れになってしまいました。
でも、タワレコでは販売中のようですね。
マエストロウさんのブログでも取り上げられていたので、知りました。
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ドレスデン、ルカ教会での「指環」 [クラシック]

ヤノフスキ指揮シュターツカペレ・ドレスデンによるワーグナー「ニーベルングの指環」は、デンオン・レーベルで出ていたLPレコードの「ジークフリート」を持っていたことがあり、ルカ教会で丁寧にデジタル録音された素晴らしい音質に感心した記憶があります。
HMVを眺めていたら、その指環全曲の14枚組CDが今月半ばに安く発売されるのを見つけました。そのうち買おうと思っているうちに、売り切れてしまってガッカリしていたのですが、先ほど見たら、また予約の受け付けを再開しているのに気がつきました。

http://www.hmv.co.jp/product/detail.asp?sku=4937049

さっそく予約を入れたのは言うまでもありません。私としては、けっこうお勧めです。欲しい人は早くしないとまたなくなるかも。

2回続けてワーグナーについて書き込みましたが、今、通勤途中にはまっているのは、実はベートーヴェンの後期の弦楽四重奏曲です。現世から抜け出していくような不思議な感覚の音楽で、あの筋肉質で強引な印象さえあるベートーヴェンの作品とは信じがたいです。これについては、また改めて。
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ミラノ・スカラ座のワルキューレ [クラシック]

年末に録画したバレンボイム指揮ミラノスカラ座のワーグナー「ワルキューレ」(日本語字幕つき、5.1ch)をようやく観ました。ワーグナーの音楽は好きなので、音だけならいくらでも聴いていられるのですが、日本語字幕がない映像を見ていると、必ず寝てしまいます。(笑)このため、たとえば第2幕の、ジークムントの剣が砕かれて戦いに負けるシーンは今回、初めて見ました。
で、改めてワーグナーの台本は長いと思いました。思いのたけを込めたのでしょうが、聴かされる方はたまったものではないです。たとえばプッチーニの「ラ・ボエーム」でロドルフォとミミが出会って一瞬で恋に落ちるシーン。早いにもほどがありますが、音楽・演劇上の表現としてはとても粋です。そういう割り切りをワーグナーができていれば、ワルキューレはせいぜい90分くらいで収まり、歌手もオケも楽だし、聴く方にも良かったのではないでしょうか。

それにしてもこの演奏、スカラ座だけあって、よく歌います。バイロイトのようなどろどろと重い感じには欠けるのですが、音楽のすばらしさを楽しませてくれる好演でした。年末に録画したオペラはこのほかにも同じ演奏者らによるワーグナー「ラインの黄金」や、チューリヒ歌劇場のヴェルディ「ファルスタッフ」などもあり、しばらく楽しみたいと思っています。
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バルトークの弦楽四重奏曲 [クラシック]

バルトークというと通称オケ・コンくらいしか知らなかったのですが、先日、弦楽四重奏曲のコンサートに行ってきました。N響の弦セクションを代表する齋藤真知亜さんと大宮臨太郎さんのヴァイオリン、店村眞積さんのヴィオラ、藤森亮一さんのチェロによるその名もヴィルトゥオーゾ・カルテットの演奏です。藤森さんはラ・クァルティーナを聴いたことがありますし、店村さんはマイスターレーベルのCDですばらしい音に魅了されていました。

バルトークの弦楽四重奏曲第1番と第2番が演奏されました。リズムも和音もメロディも理解不能なのに、テンションは以上に高く、音色は独特の美しさを備えています。はっきり言ってこれまではとても近づけなかった音楽でした。しかしさすが「ヴィルトゥオーゾ」と自称する皆さん、気合と音色の美しさだけで聴かされてしまいました。すばらしい演奏でした。もしかしてミスがあったとしても気づいていませんが。

こういう音楽もあるのだなあと思って、ハイファイマンに聴かずにいた手持ちのタカーチ四重奏団の全集を入れて通勤時に聴いてみると、ああ、なかなか良いではないか、などと思う自分にびっくり。特に4番はかなり好きになりそうです。逆にこれまでは文句なしに好きだったモーツァルトの弦楽四重奏曲が、何だか間延びして緊張感のない様子にもきこえてしまいます。

生演奏をたった1回聴いただけで音楽の好みが変わるなんてことが、あるのかもしれません。でも、バルトークの後のアンコールでハイドンの有名な四重奏曲が演奏されだしたとき、ホッとしたのも事実ではありました。
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ヴァイオリニストの山根一仁を聴く [クラシック]

きょうは府中の森芸術劇場で開かれたコンサートを聴いてきました。

前半は山根一仁さんという16歳くらいの若いヴァイオリニストのソロでチャイコフスキーヴァイオリン協奏曲、バックは金聖響指揮、日本フィル。山根さんはとても歯切れのいいリズムと魅力的な音色で長い曲を弾ききり、すばらしかったです。特に低い音の妖しげな魅力が印象に残りました。客席からはブラボーが連発されていました。アンコールのクライスラー「レチタティーヴォとスケルツォ」もとても良く、広いホール中に美音が響き渡っていました。

後半は、マーラー交響曲第1番。ところがこれはとてもがっかりさせられました。オケの出だしがあちこちで合わなかったことがひとつ。それから、どんなリズムで演奏するかが全然徹底されていませんでした。たとえば3楽章の葬送行進曲は、コントラバスのソロはわりと早めのインテンポでしたが、それを受けたチェロの旋律は気持ち遅めで粘り気味、なのに管が入ってきたらまたインテンポ。結果として、どんな音楽を奏でたいのかよくわかりませんでした。個々の奏者の技量は高いのですが、フィナーレは拡声器がうるさい運動会のような印象で、終わっても拍手する気になれませんでした。準備不足なのか、何なんでしょう。
もっとも私としてはこの曲はマーラーの「若書き」と言うと聞こえは良いものの、いろいろ実験を試みて作品としては未完成な習作だと思っていて、マーラーの中で唯一好きになれない曲なので、よけいに印象が悪かったのかもしれません。

それからこのホール、先日聴いたときに1階席より2階席がよかったので、今回も2階席にしたのですが、どうにも音のバランスが悪いです。特に前面に展開する弦セクションと比べて中央から後方に位置する管セクションの音量が、そこだけPAを仕込んだかと思うほど大きく聴こえました。バスクラリネットの音が弦楽器群を覆うほど大きく聴こえたのは初めての経験でした。前半のヴァイオリン協奏曲でも、フルートソロとヴァイオリンのかけあいなのに、フルートが完全にメインに聴こえて困りました。

そんなこんなで、S席5000円だったけど、1000円くらい返して欲しくなりました。残念。でも同じ場所にある中規模のホール、その名もウィーンホールはもう少し音が良いと聞いたことがあります。来月にはライナー・キュッヒルも演奏するので、聴きにこようかな。
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鈴木秀美さんたちのコンサート、唸らされました [クラシック]

鈴木秀美さんのチェロ、菅きよみさんのフルート、若松夏美さんのヴァイオリン成田寛さんのビオラによる室内楽の演奏会に行ってきました。タイトルは「鈴木秀美のガットサロン第4回~オリジナル楽器で聴く珠玉の室内楽」。モーツァルトの4つのフルート四重奏曲とハイドンの2つが演奏されました。

プログラムにあるとおり、ガット弦楽器と古い形式のフルートの音のとけあいの美しさに聴き惚れました。あまりの心地よさに、前半はちょっとうとうとしていまいました。これはいかんと、休憩時間にコーヒーを飲み、後半は頭すっきり目ぱっちりで聴くことができました。古楽器はやはり音程が変わりやすいようで、曲の合間にかなり丁寧に音あわせをしておられました。それでもちょっとピッチが合わないときもありましたが、音の自然さ、やさしさ、ニュアンスの豊富さ、繊細さに大満足でした。
特に最後に演奏されたモーツァルトのフルート四重奏曲第1番は、絶品でした。1楽章は、あまりに強い確信を持って個々の奏者の名技が次々に披露されます。2楽章は、弦セクションのピチカートに魂を奪われました。私、ピチカート大好きなんです。チャイコフスキーでも一番好きなのがピチカートだらけの交響曲第4番の3楽章なんです。呼吸の合い方も並大抵でなく、4人が神様に見えました。こういうのを入神の演奏というのでしょう。本当に唸らされる名演でした。
最も拝見したかったのは鈴木さんのチェロだったことは言うまでもありません。思った以上にすばらしく、やっぱりSACDですら、演奏者が込めたニュアンスの10%ほども伝わっていなかったなあと思いました。鈴木さんがエンドピンを立てずにひざで楽器をはさんで演奏しているのを初めて知りました。古楽ってこうなんでしょうか?
ほかの奏者もすばらしい方ばかりでしたが、特に成田さんのビオラの悩ましげな音は、ほんの短いソロパッセージだけで心を奪われる思いでした。私はバイオリンもチェロもやってみたかったのだから、実は中間のビオラが良かったんじゃないか、と一瞬、頭をよぎりました。

きょう演奏したモーツァルトは、実は、きのうまでに録音を終えたとのことで、来春までにはCDを発売したいとのことでした。絶対買おうっと。で、きょうは会場で売られていたうち、SACDを1枚買って、皆さんのサインをいただいてしまいました。
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白寿ホールは初めて行きました。ネット上ではおおむね音の良いホールとされ、鈴木さんも良い音、と書いておられました。前後左右とも中心あたりの席で聴きました。めちゃめちゃに良い音、とまでは思いませんでしたが、かなり良い部類かと思いました。特にチェロの中低域をしっかり聴くことができるので、鈴木さんが気に入るのはわかる気がします。せっかくならもっとかぶりつきの前の席で見たかったかも。ともあれ極楽のひとときでした。
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なかなか良かったよベルリンフィル、ありがとドイチュ・バンク [クラシック]

目覚ましで起きてラトル・ベルリンフィルのマーラー交響曲第7番のネット生中継を観ました。
ラトルはこの曲が得意らしいですが、確かに唐突に不思議なテーマが出てきたりして集中力が途切れがちな7番が、とても明快に面白く聴けました。極めてすっきりとした響きがずっと維持され、複雑で難しい曲とはまったく感じませんでした。夜曲でマンドリンがチロリンチロリン鳴るのとか、弦セクションの気合いのあった様子などを画像で見られることも、とても曲の理解に役立ったと思います。生演奏を聴いているという臨場感も、良いものでした。
惜しむらくは画質と音質で、最高のフォーマットでも画は1280 x 720 Pixels、音は320 kbit/s AACのステレオです。うちのネット環境では画面がカクカクして滑らかではありませんでした。これと比べるとブルーレイのほうが圧倒的に画質、音質とも良いです。生の臨場感を捨てても、高画質とマルチチャンネルの高音質のほうが魅力的だと思います。もっともアドビフラッシュが対応すればすぐにマルチチャンネルにします、とホームページに書かれているので、これはそのうち解決するのかもしれません。


ところで9番を買ってとても良かったアバド・ルツェルンによるマーラーのブルーレイ、そのほかの発売済みの1番~7番を4枚にまとめたブルーレイセットが出ます。

http://www.hmv.co.jp/product/detail/4187565

値段も安いので、すぐに飛びついてポチっとしそうになったのですが、説明文をよく読むと、なぜか5番と6番が入っているDisk3だけは音声がPCM2.0のみでマルチチャンネルが収録されていないようです。アマゾンのほうでパッケージの画像を見ても確かにそう書いてありました。いったいなぜ???いじわるされているとしか考えられません。買おうか買うまいか、考えているところです。
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ベルリンフィル、HMVからだとまだ間に合うかもしれません [クラシック]

今頃、知りました。ご参考まで。
私自身は、ちょっと眠くなってきています。。。。

http://www.hmv.co.jp/news/article/1108240083/
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ラトル・BPOのマーラー交響曲第7番 デジタル生中継への招待状もらいました! [クラシック]

ベルリン・フィルのデジタル・コンサートホールというのは、実に新しくてユニークな取り組みだと思います。

http://www.digitalconcerthall.com/ja/

ベルリン・フィルの生演奏をインターネットを介して家庭で楽しめるようにするもので、わりと料金も安いです。フィラデルフィア管でさえ破産を申請するご時勢、オーケストラの経営を安定させる新たな試みであり、ユーザーにも生演奏の臨場感を手軽に楽しめるのはメリットが大きいように思います。なんせベルリンフィルハーモニーホールに聴きに行くなんて、ほぼ無理だもんね。音質がどこまで良いのかはわかりませんが、そのうち購入してみようと思って、登録だけしていました。

そしたら先ほど英文でメールが届きました。ベルリンフィルをサポートしているドイツ銀行が、シーズンのオープニングとなる26日午後7時(ベルリン時間)からのコンサートに招待してくれるとのこと。4000人限定だったので、さっそくチケットを手に入れました。演目はサイモン・ラトル指揮ベルリンフィルで、マーラーの交響曲第7番。これは楽しみです。深夜に起きている価値はあるかもしれません。

これまでに登録してない人が今から入手できるかどうかはわかりませんが、トライする価値はあるかもしれませんので、速攻で書き込んでみました。
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